注文住宅を検討中、土地から探しているという方は、初めての経験に困惑しつつ土地を探してはいませんでしょうか。
重要なことは、購入した土地にどのような家が建ち、どのような暮らしができるかです。どのような家が建てられるかは、土地の形状に左右されます。
この記事では、土地の形状による種類と特徴、種類ごとのメリット・デメリット、土地選びで失敗しないための4つのポイントを解説します。初めてで分からないことの多い土地探しです。理想の注文住宅を建てるための参考にしてください。
土地の形状の種類と、その特徴
土地の種類は大きく分けると2種類に分かれます。
不整形地はさらに細かく種類が分かれます。簡単に表にしたものが下記です。
整形地 | ・正方形 ・長方形 |
不整形地 | ・旗竿地 ・三角地 ・台形地 ・傾斜地 |
整形地
整形地は四角形・長方形の形で傾斜などもない平坦な土地を指します。土地がシンプルな形のため、住宅のプランも組みやすく人気のある土地の種類です。
一般的に整形地は、不整形地と比べて土地の評価額が高い傾向にあります。土地の評価額は駅までの近さや日当たりなど周辺環境の影響も多いですが、土地の形状も評価額に影響します。
不整形地
不整形地は、簡単に説明してしまうと正方形・長方形以外の土地を指します。様々な種類の土地が不整形地に該当するため、ひとまとめに説明することは困難です。
形状を活かした個性的な間取りが実現できたりと、それぞれの形状によりメリット・デメリットが分かれます。土地の形次第であなたの理想の家が建てられる可能性もあります。不整形地も候補として探してみることがおすすめです。
土地の種類によるメリット・デメリット
土地の形状によって、メリット・デメリットが分かれます。一般的にデメリットとされるポイントが、あなたにとって魅力になる可能性もあるのが土地探しです。
それぞれの土地のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
正方形・長方形の土地
メリット | ・間取りの自由度が高い ・評価額が高い |
デメリット | ・価格が高い ・売れるスピードが早い |
正方形・長方形の土地は、シンプルな形状であるため、建物のプランが立てやすいです。間取りの自由度が高まり、希望のプランを実現しやすくなります。
正方形・長方形の土地は、不整形地よりも建物評価額が高いというメリットがあります。将来的に売却の可能性がある方にはメリットでしょう。
一方で、正方形・長方形の土地は、土地の形状が整っているため、需要が高く、価格が高くなる傾向があります。また、販売されると1〜2週間で売却されてしまうこともあり、動きが早く、考える猶予がないことはデメリットだといえます。
旗竿地
旗竿地とは、名称の通り旗のような形になっているL字のような土地です。
メリット | ・価格が安い |
デメリット | ・日当たりや風の通りが悪い ・周囲からの目線が気になる場合も ・乗用車の出し入れが大変 |
旗竿地は、形状が特殊であるため、需要が少なく、価格が抑えられる傾向にあります。基本的に相場より安い価格設定です。土地探しにおいて、価格重視の方にはおすすめです。
価格のメリットが大きい旗竿地ですが、その反面デメリットが多いです。基本的には、四方八方を建物に囲まれる旗竿地では、日当たりが悪く、風の通りも悪いです。また、周囲の住宅・建物からの目線が気になる方には向きません。
乗用車を持っている場合には、路地部分の幅を気にすることも大切です。路地部分の幅が狭い土地が多く、クルマが入っていけるスペースがあるか、問題なく駐車できるかは確認しておきましょう。
三角地
三角地は、三角形の形状をした土地のことをいいます。基本的に角地に位置することが多い土地の形状です。
メリット | ・価格が安い ・日当たりがいい(方角による) |
デメリット | ・間取りの自由度が低い ・角のスペース活用が難しい |
三角地のメリットは、日当たりがよく、価格も安い傾向にあり、コスト面と住みやすさのバランスがいい点にあります。土地の方角にもよりますが、道路が交差する角に位置するため、日の光を遮断する建物がなく、日当たりが確保されることが多いです。
反面、三角という形状から間取りの制限が強く、理想の間取りが実現できないこともあります。また、三角形の頂点部分がデッドスペースとなることもあり、需要は少ないです。
需要の少なさから価格は安い傾向にあるため、デメリットを大きく懸念に感じない方は検討してみましょう。
台形地
台形地は、いびつな四角形状の土地です。整形地ほどきれいな形ではありませんが、間取りの制限が少なく済みます。
メリット | ・間取りの自由度が高い ・周囲の建物からの視線をずらせる |
デメリット | ・デッドスペースになる可能性 |
台形地は、整形地ほどではないですが間取りの自由度が高いです。また、土地と同じ形状の家を建てることで、周囲の建物からの視線をずらせます。
プライバシーが気になる方には大きな魅力だといえるでしょう。台形の土地は、どこかの辺が極端に短い、三角地のように角が尖っているとデッドスペースが生まれてしまいます。
傾斜地
傾斜地とは、土地の中の一部に斜面がある土地を指します。
メリット | ・見晴らしがいい ・日当たりが確保される |
デメリット | ・地盤改良などコストがかかる |
傾斜地のメリットは、見晴らしがよく、場所によってはマンションの上層階のような眺めで生活ができます。また、傾斜になっている方角に、家が建ったとしても日当たりは確保される安心感があります。
デメリットは、人工的に土を盛って作られた盛土、もともとあった土地を切り開いた切土の可能性が高く、地盤が弱い場合が多いことです。土地を購入したあとの調査で地盤改良工事が必要になってしまうこともあるため、注意が必要です。
土地選びで失敗しない4つのポイント
ここからは、土地選びで失敗しないための4つのポイントを紹介します。
それぞれの注意点を詳しく解説します。
土地の形状だけでなく、周辺環境もチェック
土地選びの際には、土地の形状だけでなく、周辺環境もチェックすることが大切です。周辺環境は、住み心地や資産価値に大きく影響します。
周辺環境は、駅やバス停など、公共交通機関へのアクセスが良好かどうかを確認しましょう。また、車で移動する際には、主要道路へのアクセスや駐車場の確保が可能かも重要です。
生活圏にスーパーやコンビニ、病院、学校、公園など、日常生活に必要な施設が徒歩圏内にあるかどうかを確認しましょう。その他、自然環境や治安なども調べておきたいです。
気になる土地は、必ず現地を確認してみましょう。時間帯も昼間だけでなく、夜間も確認すると、治安の良し悪しを判断しやすくなります。
建物予算とのバランスをとる
土地の購入費用と建物の建築費用のバランスをとることが大切です。土地の価格が高すぎると、建物の建築費用に十分な費用が残らない可能性があります。
また、土地の価格が安すぎると、建物の建築費用を抑えるために、間取りや設備に妥協を迫られる可能性があります。土地の購入を検討している際には、土地の価格と建物の建築費用のバランスをしっかりと考えることが大切です。
検討している土地のプラン依頼する
気になる土地があれば、検討しているハウスメーカー・工務店にどのようなプランが建てられるか相談してみましょう。そのためにも、事前にあなたがどのような暮らしをしたいか、ハウスメーカー・工務店の担当者へしっかり伝えていることが重要です。
土地の動きは、想像以上にはやく、人気の土地はすぐに売れてしまいます。プランを考えているうちに土地がなくなってしまうこともあるため注意が必要です。
形状によって固定資産税へ影響する
固定資産税の評価額は、土地の面積、形状、利用状況、周辺環境などの要素によって算定されます。その中でも、土地の形状は、固定資産税の評価額に大きな影響を与える要素の一つです。
一般的に整形地の評価額は高く、不整形地は低い傾向にあります。土地は不動産としてあなたの資産となるため、売却時に高く売れるメリットもありますが、評価額は固定資産税へ影響します。
評価額の低い土地では、固定資産税が抑えられるメリットもあります。
注文住宅を建てるなら株式会社KOSEIへ
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社KOSEI |
所在地 | 京都府木津川市山城町平尾三所塚77-3 |
設立年月日 | 1983年8月 |
公式サイト | https://kosei-house.co.jp/ |
注文住宅を検討するなら株式会社KOSEIがおすすめです。株式会社KOSEIは、土地探しから家づくりの流れをフォローしてくれます。コーセーホームで自己所有している土地情報もあるため、土地から探している方におすすめです。
創業から40年以上の歴史を持つ地元密着の住宅メーカーとして人気です。地域の土地や気候、住環境に精通しており、お客様のニーズに寄り添った家づくりを提供しています。
また、アフターメンテナンスも充実しており、家を建ててからも安心して暮らせるでしょう。土地探しから相談するなら、株式会社KOSEIにぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
土地の形状には以下の種類があります。
- 正方形・長方形
- 旗竿地
- 三角地
- 台形地
- 傾斜地
それぞれの土地の形状には種類があり、家を建てるにあたってメリット・デメリットもそれぞれで違います。土地はあなたが住む家の土台です。
どのような家で暮らしたいかをしっかりイメージして、購入する土地でどのような暮らしができるか想像することが大切です。土地選びで失敗しないための4つのポイントを確認して後悔のない家づくりのスタートとしてください。
- 土地の形状だけでなく、周辺環境もチェック
- 建物予算とのバランスをとる
- 検討している土地のプラン依頼する
- 形状によって固定資産税へ影響する
この記事が、あなたの家づくりの参考になれば幸いです。